戦後研究されていった鍼灸

中国から日本に伝わった鍼灸は、第二次世界大戦後に現在の「あん摩マッサージ指圧師、はり師きゅう師などに関する法律」の元となる法律が定められたことによって、学会において科学的な根拠を探るための研究が盛んに行われるようになりました。
その結果、日本の鍼治療では中国で使われるものよりも細い鍼を使うという特徴が生まれています。
太い鍼は効果は高いものの痛みが強いのが特徴で、痛みに敏感な日本人には不向きとされ、改良されてきたからです。
管の中に細い鍼を入れて打ち込んでいくスタイルは管鍼法といい、鍼灸師の杉山和一によって300年以上も前に発案された方法が、現在も伝わっているのは驚きです。

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